肩、背中、腰などの慢性的なコリは体の深部にあります。 体の深部にある根深いコリをいかにほぐせるかが正しい指圧のポイントになってきます。 悲しいことに無免許の施術者が増えている昨今ですが、免許を確認できなくても、正しい指圧、 丁寧な指圧が出来ているかどうかはこういったところで判断できます。
根深いコリがほぐせれば、気持ち良いという感覚だけでなく、翌日、翌々日の体調の違いがわかります。 体の表面の浅いコリしかほぐせない場合は翌日にはコリは元に戻ってしまい、 場合によってはもみ返しが起きて余計に体が痛くなったように感じてしまうことがあります。
短時間でマッサージを受けた人が言う「その時はいいけど・・・」という感じです。 良い指圧を受けて深くほぐれた時は、治療した日はもちろん、翌日の朝には更に楽になっていると実感できるものです。 また、初めて指圧を受けた時や、疲れを溜めすぎてから指圧を受けた時などに見られる反応として、 治療した翌日には一旦体がだるくなり、その翌日、あるいはその翌々日から楽になるということもあります。
この症状は悪い症状ではないので安心して下さい。 体がだるくなる反応は筋肉の中のコリとして溜まっていた疲労素や老廃物が一度に一揆に出てきたためで、 効果の大きさを示しています。定期的に指圧治療を受けている方であればまず現れない症状です。
力任せの強い指圧、短時間で急いでほぐしたマッサージでは、もみ返しの原因になる上、 体の深部のコリ、根深いコリはほぐせません。本当にコリをほぐせるのは、指の力がぬけたやわらかい圧で、 皮膚表面に対してズレがなく圧が入り、気持ち良いと感じる持続時間があり、体の奥深くまで届く丁寧な指圧です。
@不定愁訴症候群
肩こり、だるさ、頭痛、頭重、めまい、耳鳴り、疲労、腰痛、便秘、不眠、食欲不振、冷えなど
A神経系疾患
神経痛、麻痺、脳卒中後遺症、不眠症など
B運動器疾患
慢性関節リウマチ、筋肉痛、筋萎縮、関節拘縮、骨折、脱臼、捻挫の後遺症など
C消化器疾患
胃下垂、慢性胃炎、慢性腸炎、常習性便秘など
D呼吸器系疾患
気管支喘息、慢性気管支炎など
E循環器疾患
局所性の充血、貧血、本態勢高血圧症など
F泌尿生殖器疾患
膀胱麻痺など
G新陳代謝疾患
痛風、脚気など
Hその他疲労回復、病後の体力回復など